かぜとなれ

自分=職業を目指してもがく、ふざけた24歳の人生の道しるべ

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沖縄までチャリ2016 〜17日目〜 僕がこの旅で学んだ一番大切なこと

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沖縄までチャリ2016 〜17日目〜

この旅最大の敵と通行止め!?

朝は、近所の自転車屋さんが格安でメンテナンスをしてくれたり、昨日泊まらせてくださった方のお母様が餞別をくださって。

 

「チャンスは来た時に掴みなさい」

 

って、ありがたいアドバイスまで頂いて。

 

昨日一緒に飲んで食べて騒いだ人からも「天氣はよくないけど、疾走してね!応援してるよ〜」って連絡までくれて。

 

その優しさとあたたかさに包み込まれながら、本州ラストの鹿児島に向けて人吉市を出発。

 

ただ、天気予報は雨だし、ナビによれば標高500m近くまで登ることになっている。一番辛かった熱海の山よりも高い。

 

少しだけ不安を小脇に抱えながら、進んでいくと

 

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10月26日(水)AM9:30〜 九七トンネル全面通行止め

 

もろ、俺の通る道じゃねぇか!!!www

 

時刻は8:00。

トンネルまでは軽く15km前後ほど。

標高500m。

 

もちろん一寸の迷いもなく、フルスピードで漕ぎ始める。

 

途中、パラパラと雨が降り出すも、走れなくなるようなほどのものではないため、全く動じず進んでいく。

 

坂が来ても一切降りることなく

息が上がっても止まることなく

喉が渇いても飲み物を飲むことなく

 

一心不乱に急な山道を駆け上がっていったんだ。

 

山道で、てこずっている間にも時間は刻一刻と進んでいく。

 

9:11

...

9:17

...

9:21

...

9:25

 

最後の曲がり角と坂が見えたその瞬間に、9:27分の時刻を確認して、残りの氣力と筋力、持てる全てを出し切ってトンネル入り口に着いた。

 

汗はだくだくだし、喉はカラカラだった。

 

『...まだ、、、とおれますか、、、?』

 

「ちょうど向こう側が閉じたけ!迂回路迂回路!」

 

...

 

...

 

...

 

この時ばかりは少しこのおじいちゃんを憎んだけど、もうちょっと早く出とけばよかったかなとも後悔した。

 

そしてあとになって「横浜から来て沖縄に向かってるんです!!通してください!!」って言えばよかったかなとか思ったり。笑

 

なんにせよ、いつもこういう時に大事な局面に限って、間に合わなかったり、ヘマやらかしてるな〜って思って。

 

もう過ぎてしまったことだから、仕方ないとトボトボと迂回路に進んでいく。

 

この際自然と戯れる

迂回路に来たはいいものの、ラストスパートで氣力を使い果たしてしまったがために、自転車を漕ぐ元氣はない。

 

しかも標高500mまでで大丈夫だと思っていたのが、迂回路はさらにさらに上へと続いており、以前酷な状況が続いていた。

 

それでも、迂回路は普段は人が通らない旧道ということもあり、整備されていない道のりが続いていた。

 

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ひんやりとした空氣の中に1人。時折鳥の鳴き声が聞こえるのと、沢の音が聞こえる他はなんの音もない。

 

不思議と生き物がいる氣配みたいなものは、この旅の中で感じられるようになっていて。

 

視線の先には必ず何かしらの生き物がいつもいた。

 

昆虫しかり、鳥しかり、この日は生きてる蛇も確認した。

 

ほぼ山頂付近まで登ると、廃校になっている小学校があったり、地震の影響でか崩れているが撤去されていない家屋などが取り残されていた。

 

迂回路パトロールの車が時折、横を通り過ぎてはまた戻ってきてっていうのを何回見たんだっけかな。

 

氣がつくと、ようやくほぼ山頂まで来れたんだ。

 

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山頂と同時に、鹿児島への入り口でもあったし、標高は800mだし。笑

 

まさか、ほぼ箱根のような道のりになるとは思わなかったけど、これはこれでありだなって。

 

 

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マニアがいそうな、神々しい県境の写真もしっかりとおさめて、あとは下り坂やっほい!!!笑

 

800mを一氣に駆けおりるその爽快感たるや。

 

ブレーキが効かなくなることを防ぐためにも、極力ブレーキは使わずに、猛スピードで下っていく。

 

もちろん登りが何時間もかかるのに対して、下りの時のあっという間さもなんだかそこはかとない。

 

走ってる時の動画集とか撮ってるから、それを後日ムービーに仕上げてアップしようかなとも思ってます(*^^*)

 

最後の坂が辛い

だがしかし、今日はこれだけで終わりでないことは知っていた。

 

さすがは鹿児島。ほんとに山ばかりで、九七峠を下りきった後に、5回ほど登りの道が待ち構えていて。

 

その頃には氣力が回復したからよかったけど、暑さもあってか、筋肉が悲鳴をあげて思うように動かない。

 

登っては下って、登っては下って...

 

3つ目の坂を登っている途中、バテそうになっていた僕を見かねて、1人のおばちゃんが声をかけてくれた。

 

「あんた、ちょっとここで休んでき!」

 

そう言って、寄ったのはなしとぶどうの直売所。

 

「もうちょっと早く来れば、なしもぶどうもあったんだけどね〜」

 

だなんて言いながら、恒例の”どこから来たとね?””横浜です!”をやって、椅子に座らせてもらって。

 

「ご飯食べなさい。お茶も飲みなさい。あと、これも」

 

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って。こんなにたくさん用意してくれて。

 

もちろん出されたものは全部食べるポリシーの僕は、ありがたく遠慮せずに全部おいしく頂いて。

 

『何か僕にできることありますか?なんでもお手伝いするので!』

 

と声をかけると

 

「なーんもやらんでよかね!ここはみんなが休憩する場所!いっつもみんなこんな感じね!」

 

って言われて。この時に思ったんだ。

 

この人たちは、何も見返りなんて求めてないだ 

 

って。

 

道中、僕に親切にしてくれた人たちはそうだった。

 

何か見返りや期待をしている訳じゃない。

 

ただ単に人助けと、こうしてあげたいって強い氣持ちだけで、人に優しくしてたんだ。

 

  • 価値と価値の等価交換
  • 返報性の法則

 

とか、都会にいた頃はそんな言葉が飛び交ってたし、むしろそれが当たり前だったけど、きっと田舎とかこういう人たちの中ではそれは常識じゃないんだなって。

 

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写真も撮って、住所と連絡先を聞いて。

 

また一つ成長させてもらったなってしみじみしながら、出発して。

 

最後の坂を登りきって下っている時は『もうこの旅では坂も上らないし、下らないんだな』って、感慨にふけった。

 

ついに鹿児島へ 

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途中、良さそうな芝生の公園があったから、一眠りして。笑

 

あとは海岸沿いをひたすらに進むまっすぐな一本道。

 

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桜島が見え始めて、鹿児島市に突入。

 

正直、実感がまったくないんだ。もう鹿児島だし、明日には沖縄に向けて船に乗るし。

 

ほんとに10月10日に出発したのが、まるで1年前ぐらいの感覚で。遠い昔のような。

 

何か変わったかと言われれば、きっと何も変わってないだろうし、変化を求めていた訳でもない。

 

言ってしまえば、何かの確認に近かったのかもしれない。

 

ここだけの話、思いの外雨も降らなかったし、格段困ったこともなかったし、めちゃくちゃ人に支えられて進んできたからか、

 

『沖縄までチャリってこんなもんか。もっと辛いかと思ってた。』

 

って、ハードルが高くなり過ぎてたんだなって氣付いたぐらい。笑

 

意外と、何事もやるまでが不安だったり大変で、やってしまえばなんとかなるってのは証明できた氣がする。

 

最高のプレゼント

鹿児島では、僕のブログコンサルを受けている人がわざわざ宮崎から車で2時間半もかけて会いに来てくれて。

 

 「夜ご飯とホテルプレゼントしますので、本州最後の夜はたっぷり贅沢してください!」

 

って。

 

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美味しい黒豚のとんかつと、ホテルをプレゼントしてくれて。

 

このチャリ旅の記事を読んでると、一緒に旅してるかのような氣持ちになれるって聞けたのが何より嬉しくて。

 

「あやからせてもらってるんです。」

 

って。

 

その方は、このブログや僕とのコミュニケーションの中で色々とチャレンジをされていて。

 

そんなキッカケになれてると思うと、継続して更新し続けていてよかったなって。

 

見返りなんていらないんだ。もらったら、もらった分だけまた他の人にあげていけばいいんだ。

 

 そうやって【幸せのおすそ分け】をしていくこと。

 

それがこの旅で学んだ一番大切なことなんだろうな。

 

明日は

 鹿児島新港を18:00に出発するので、それまでとある場所に行こうと思ってます。

 

ついにフェリー。

 

きっとフェリー内では、SNSが繋がらないだろうから、到着するまで何して過ごそうかな。

 

⬇︎18日目はこちら⬇︎

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